パタゴニアが気になるけど、種類が多すぎてよく分からない……
このページは、そんな方に向けた「はじめてのパタゴニアガイド」です。
街着・通勤・アウトドアなど、用途ごとにどんなアイテムから選べば失敗しにくいかを、 パタゴニア好きの筆者目線で整理したのがこのページです。
まずは「どんなシーンで着たいか」を決めてから、
季節 → レイヤリング → サイズ選びの順に読んでいくと、かなりスムーズに絞り込めます。

🏔 パタゴニアってどんなブランド?ざっくり3つの特徴
「アウトドアブランド」というイメージが強いパタゴニアですが、実際に着てみると 街でも普通に使いやすい服が多いです。ここでは、まず押さえておきたい特徴を 3つだけ簡単にまとめておきます。
アウトドア仕様だけど、街で浮きにくい
ゴアテックスのシェル、フリース、Tシャツまで、基本はアウトドア用の設計です。ただロゴや配色がそこまで派手ではなく、 普通のスニーカーやデニムにも合わせやすいので、街着・通勤用として使っている人も多い印象です。
値段は安くないが、「結局、長く着てしまう」
ファストファッションと比べると価格は高めですが、 生地や縫製がしっかりしていて、デザインも極端に流行を追わないため、 数年単位で着ているアイテムが多いです。枚数を増やすより、 「お気に入りを少しずつ揃えたい」タイプの人とは相性がいいブランドだと思います。
サイズはやや大きめ。公式フィット表記を目安に
パタゴニアはモデルごとの差が大きく、同じサイズ表記でも 「ジャスト寄り」「ゆったりめ」で印象がかなり変わります。公式サイトでは、 おおまかな目安として次のようなフィット表記が使われています。
- スリム・フィット:体に沿うタイトめ。薄手レイヤー前提。
- レギュラー・フィット:標準的なゆとり。厚手ミドルの上にもOK。
- リラックス・フィット:かなりゆったり。重ね着しやすいシルエット。
同じフィットでもモデルごとにクセがあるので、このガイドでは 筆者(165cm / 56kg)の着用サイズもあわせて書いておきます。 ざっくりとした目安として、読み進めるときに使ってみてください。
🎯 まずは「用途」と「季節」を決めよう
最初の一着を選ぶときは、先に「どんなシーンで」「どの季節に」使いたいかをざっくり決めておくと、モデル選びで迷いにくくなります。
普段の生活で“ちょうどいい”一着が欲しい人向け
「普段着や通勤服の上にさらっと羽織りたい」「雨の日も自転車で通勤する」といった人は、まずは どの役割を優先するかを決めると選びやすくなります。
- 雨の日でも使えるフード付きのレインジャケット
- 秋〜冬の街歩きにちょうどいいフリース
- 真冬の通勤でも安心できる、しっかり暖かいアウター
山やキャンプでも使いたい人向け
「ときどき山にも行きたい」「キャンプでも使いたい」という人は、 街着だけでなく動いているときの快適さも重要になってきます。
- 雨風をしっかり防ぐレインシェル(ゴアテックスなど)
- 動いても蒸れにくいフリースや化繊インサレーション
- 街でも山でも使い回せる防寒アウター
「どこまでハードな環境を想定するか」で選ぶモデルが変わってくるので、 詳しいモデル比較は用途別ページで整理しています。
真夏のTシャツやショーツから始めたい人向け
「真夏に快適なTシャツが欲しい」「海や川遊び、街歩きまで一本でこなしたい」という人は、 まずトップス(Tシャツ)かボトムス(ショーツ/ロングパンツ)のどちらを優先するか決めておくとスムーズです。
- 汗をかいてもベタつきにくいテクニカルTシャツ
- 水陸両用で使えるショーツ
- 真夏でもムレにくい軽量ロングパンツ
「通勤」「登山」「夏のショーツ」など、シーン別のおすすめ記事をまとめています。
🗓季節別・最初の一着の選び方
「どの季節用の一着から揃えるか」を決めておくと、モデル選びがぐっとラクになります。
ここでは、これからパタゴニアを買う人向けに季節別の“はじめの一着候補”をざっくりまとめました。
「とりあえず一枚羽織りたい/涼しく動きたい」人へ
気温差が大きい春〜初夏は、軽く羽織れるアウターや、汗をかいてもベタつきにくいTシャツから揃えると失敗しにくいです。
✔ こんな人におすすめ
- 通勤や街歩きで、朝晩の冷えにさらっと対応したい
- ランニング・散歩など、日常と運動を兼ねて使いたい
- 夏前にショーツデビューしてみたい
📌 チェックしておきたいアイテム
- 雨風よけの一枚 …… 超軽量ウインドブレーカー フーディニジャケット や、レイン兼用の トレントシェル
- 日常〜運動まで着回したい …… テクニカルTシャツは キャプリーン・クール・デイリー/クール・メリノ比較 を見ておくと生地感の違いが分かりやすいです。
- ショーツデビューしたい …… 夏の定番ショーツは、 バギーズ・ショーツ/バギーズ・ロングなど4モデル比較 で丈感と用途を確認してから選ぶのがおすすめ。
「とにかく寒さ対策をしたい」人へ
秋〜冬は、まずフリース・アウター・インナーのどこから整えるかを決めると選びやすくなります。
✔ こんな人におすすめ
- 通勤や街歩きで「これ一枚あれば安心」というアウターが欲しい
- インナーからしっかり整えて、冬でも薄着で動きたい
- 雪の多い地域やバイク通勤など、寒さが厳しいシーンが多い
📌 チェックしておきたいアイテム
- まずは一着フリースが欲しい …… 定番フリースなら レトロX(2025年モデルの変更点・サイズ早見) をチェックしておくとイメージしやすいです。
- とにかく暖かいアウターが欲しい …… ダウン/化繊ジャケット全体の中でどれがどれくらい暖かいかは、 【2025年版】ダウン・化繊ジャケットの暖かさランキング にまとめています。
- まずはインナーから整えたい …… 冬の土台になるベースレイヤーは、 キャプリーン・サーマルウェイト徹底レビュー や キャプリーンシリーズ比較 を参考にすると、自分の寒がり度に合った厚みが選びやすくなります。
パタゴニアのレイヤリング(重ね着)の基本
ベース → ミドル → アウターの3層構造 パタゴニアのウェアは、「ベースレイヤー」→「ミドルレイヤー」→「アウター」を重ねて使う前提で作られています。
イメージとしては、こんな風に3枚の層で体を包むイメージです。
① ベースレイヤー(肌着・Tシャツ)
肌に直接触れるTシャツやタイツなど。
汗を素早く逃がして、ベタつき・汗冷えを防ぐ役割を担当します。
② ミドルレイヤー(フリース・中間着)
フリースや薄手の化繊ジャケットなどの「中間着」。
体のまわりに空気をためて、暖かさ(保温)をキープする層です。
③ アウター(シェル・ダウン)
シェルジャケットやダウンなど、外側の「殻」にあたる層。
風・雨・雪から身体を守るバリアの役割を持っています。
この3つをどう組み合わせるかで、同じ気温でも快適さがまったく変わります。
気温別の具体的なレイヤリング例は、下の記事で詳しく紹介しています。
気温別のレイヤリング例を、まとめて見たい方へ
「何度くらいで、どの組み合わせにすればいい?」という疑問には、
実際に着ているレイヤリングを3パターンに分けて詳しく紹介した記事が役立ちます。
📏 サイズ選びの基本の考え方
パタゴニアはモデルによって「ジャスト寄り」「ゆったり目」「かなり大きめ」まで
シルエットの差が大きいブランドです。
筆者(165cm / 56kg)は、だいたい次のような基準でサイズを選ぶことが多いです。

- 街着メインのシェル・アウター
→ 基本はSサイズ。少しゆったり着たいので、まずSを選びます。
モデルによってはXSも検討しつつ、レトロXのようにボリュームのあるものは あえてMサイズにすることもあります。 - フリース・スウェット
→ 基本はSサイズですが、全体的に少し大きめに着たいので モデルによってMサイズもよく着ます。
「きれいめ寄りならS」「ラフに着たい日はM」というイメージです。 - Tシャツ・ベースレイヤー
→ SサイズとMサイズを、そのときの気分で着分けています。
ピタピタは避けて、ジャスト〜ややゆるめになるサイズ感を選ぶことが多いです。
あくまで「165cm / 56kg・ややゆったり目が好み」という一例ですが、 近い体型の方なら、サイズ選びの目安にはなるはずです。
▼ アイテムごとの詳しいサイズ感・着用画像はこちら
🧼 長く着るためのケア方法
せっかく買ったパタゴニアは、できるだけ長く着たいところ。
とくにフリースやシェルは「洗濯・乾燥・撥水ケア」で寿命がかなり変わります。
❓ よくある質問(Q&A)
- Qまずは1着だけ買うなら、何がおすすめですか?A春夏中心なら フーディニジャケット か キャプリーン・クール・デイリー 。
秋冬中心なら レトロX か トレントシェル+インナー の組み合わせをおすすめすることが多いです。
住んでいる地域や通勤スタイルによって変わるので、迷ったら上の各リンクから詳しいレビューを覗いてみてください。 - Q街着だけでも買う価値ありますか?A個人的には「あります」。アウトドア仕様の耐久性や機能性があるので、結果的に買い替え頻度が減り、コスパは悪くないと感じています。
- Q古いモデルの情報も混ざりませんか?A当サイトでは、できるだけ「何年モデルか」を明記しつつ、最新の仕様や価格も追記するようにしています。
気になるモデルがあれば、各レビュー内の「2025年版の変更点」などの項目もチェックしてみてください。
このあと、あわせて読みたいパタゴニア関連記事
「もう少し詳しく知りたい」「具体的なモデル名も見たい」というときは、下の特集・レビューもチェックしてみてください。
🧥 最後に:パタゴニアは「長く付き合える服」
パタゴニアは、決して安いブランドではありませんが、そのぶん 「長く付き合える一着」が多いと感じています。
このガイドが、あなたの最初の一着選びのヒントになれば嬉しいです。
気になるアイテムがあれば、ぜひ各レビュー記事もゆっくり読んでみてください。