【5年使用レビュー】パタゴニア「バギーズ・ロング 7インチ」は街でも履ける万能ショーツだった

パタゴニアの「バギーズロング」が気になるけど、どんなアイテムなのかな…
「バギーズショーツ」とどう違うんだろう?
サイズ感はどうかな?

「バギーズロング」を私が実際に使ってみると、真夏の街歩きでも、運動する時でも、とにかくこればっかり履いてます。

こんにちは。 パタゴニア大好きおじさん、beee(@BEEE62359542)です。

パタゴニアの「バギーズロング」は、アウトドアにもタウンユースにも使える、パタゴニアの名作です。最近はアウトドア派だけでなく、ファッション好きにも人気ですね。

この記事では、筆者が5年履いて感じたリアルなレビューを紹介します。

購入を考えている方は、本記事をご覧の上、検討してみて下さい。

結論として、「バギーズロング」はアクティビティに対応しつつもタウンユースでもおしゃれな万能ショーツです。

それではいってみましょう。

バギーズ・ロングとは?

パタゴニア バギーズロング 公式より

バギーズ・ロング(7インチ)は、パタゴニアが展開する定番ショーツのひとつで、アウトドアでもタウンユースでも使える「水陸両用」の万能アイテムです。

本体には軽量で耐久性のあるリサイクル・ナイロン100%の素材が使われており、濡れてもすぐに乾くのが特徴です。DWR(耐久性撥水)加工に軽度の水分を弾きます。

また、裏地には通気性の良いメッシュライナーが付いていて、海や川などの水辺での使用もOK。水着としても使えます

ショーツの丈は7インチ(約18cm)と、定番のバギーズショーツよりも少し長めで、街着としても違和感のないバランス感。カジュアルすぎず、ファッション感度の高い人にも長年愛されています。

公式の基本スペックは以下の通りです:

素材リサイクル・ナイロン100%(4.5オンス)
撥水加工DWR(耐久性撥水)加工済
裏地メッシュライナー付き
股下7インチ(約18cm)
ウエストゴム+ドローコード(内側)
ポケットサイド×2、バック×1(スナップボタン)
重量約230g(Sサイズ)

▼公式サイトはこちら:
パタゴニア公式|メンズ・バギーズ・ロング(7インチ)

5年間履いてわかったバギーズロングの魅力

左がAsh Tan、右がProtected Peaks: Stone Blue。色味の違いはもちろん、生地の光沢感の見え方にも個体差があります。

▲こちらの写真に写っているのは、実際に私が愛用している「バギーズ・ロング(7インチ)」です。

・品番:58034
・カラー:左:Ash Tan/右:Protected Peaks: Stone Blue
・サイズ:両方とも「Sサイズ」(身長165cm・体重55kgでジャストなサイズ感)


バックポケットは1つで、スナップボタン付きです。

バックポケットの裏地がメッシュになっています。

バックポケットはスナップボタン付きで安心。鍵や小物を入れても落ちづらく、アクティブに動く場面でも便利です。

個人的に、バックポケットにスマホをよく入れるので、ものが落ちないようになっているのは嬉しいポイント。

ウエストはゴム+内蔵ドローコードで調整可能。正面から見えない設計なので、スポーティになりすぎず、街着としても◎。

個人的に、ドローコードが正面からは見えないのが高ポイントです。
街着の利用を意識してカジュアルになりすぎないようにデザインされていることがわかります。

裏地にはメッシュのライナーが付属。下着なしでも快適に履ける設計で、夏場の水遊びやアウトドアにも対応します。簡単なスイムウェア代わりにそのまま海や川で使用できます

本格的なスイムウェアには劣るかもしれませんが、アウトドアには必要十分な機能性があります。

なお、街着にしか使わないという方は、インナーを切り取る方もいます。
逆に、街だろうと下着をつけずにバギーズを履く方もいます(笑)

🩳 小コラム|インナー付きショーツ、切る?切らない?

バギーズショーツの大きな特徴といえば、メッシュのインナー
スイムウェア代わりに使えるメリットがある一方、「街着としてはちょっと気になる…」という声も。

  • 切る派:「街で履くにはインナーがモゾモゾする」「お気に入りの下着を履きたい」
  • 切らない派:「水遊びもできるし便利」「替えの下着がいらなくてラク」

ちなみに筆者は“切らない派”。子どもとプールに行く時にそのまま履けて便利です。

あなたはどっち派ですか?コメント欄でぜひ教えてください!

右腿にp-6ロゴ。

無地だとかなりシンプルなデザインですが、P‐6ロゴがあるだけでおしゃれな感じがしますね(笑)

こちらは定番のブラック。

私が「バギーズロング」を履き始めたのは、5年ほど前。以降、毎年ヘビロテしています。

ここでは、5年間の使用を通じて感じたリアルな良さをまとめてみます。

✔ 一度履いたら手放せない速乾性

ナイロン素材の特性により、汗や水に濡れてもすぐに乾きます。

特に子育て世代やアウトドアユーザーには嬉しいポイント。

実際、子どもと水遊びした後にびちゃびちゃになっても、そのまま活動しています。

真夏に汗だくになっても、1時間くらいで乾いてしまう速乾性。
海や川に入った後でも、そのまま街を歩けるレベルです。

✔ 軽くて涼しいのに、5年履いても平気

真夏の蒸し暑い気候に丁度いい4.5オンスの生地感なのに、思った以上に擦れや引っかかりに強く、5年間でほつれや破れはゼロ。
信頼感があるので、旅行やキャンプにも持って行きやすいです。

さすがのPatagonia。長い期間愛用できます。

✔ 夏の自転車移動が、最高に快適に

個人的に、夏場は自転車移動が多いのですが、「蒸れない」「風通しが良い」「動きやすい」ので非常に快適。
ドローコードが外から見えない点も、街着として好印象です。

裾のp-6ロゴがあるだけでおしゃれに見えます(笑)

✔ 毎日洗っても型崩れゼロ。夏の救世主

洗濯後の型崩れや縮みが起こらず、速乾なので部屋干しでもOK。夏のヘビロテパンツとして理想的な条件が揃っています。

誇張でなく、夜洗濯して干しさえすれば、毎日履けます

干すときも半日で乾くので“夏の洗濯ストレスゼロ”です。

✔ シンプルなのに、街でもサマになる

無地カラーならどんなトップスにも合わせやすく、P-6ロゴがアクセントになります。
デザインはシンプルなので、「ァッションアイテムとしておしゃれに使えるのが嬉しいポイントです。

もちろんどんなテイストにも合うというというものではありませんが、少なくとも私が「この5年で一番着た夏用パンツ」は間違いなくこれ。

バギーズショーツよりも丈がある分、タウンユース向きだと思います。


特に、夏でも運動することが多い方アクティブに活動する方には特におすすめのショーツです。

子どもと公園やプールで遊ぶパパにも激しくおすすめします

バギーズショーツとの違いを比較

パタゴニア バギーズショーツ(5インチ) バギーズロング(7インチ) 比較
右が「バギーズショーツ(5インチ)、black、XSサイズ」の、左が「バギーズロング(7インチ)、Ash Tan、Sサイズ」

パタゴニアの定番ショーツといえば、「バギーズショーツ(5インチ)」と「バギーズロング(7インチ)」。

どちらを選ぶか迷う方も多いと思います。僕自身も両方所有していますが、それぞれに特徴があります。

まずは、主な違いをまとめた比較表をご覧ください。

項目バギーズショーツバギーズロング
股下の長さ5インチ(約13cm)7インチ(約18cm)
印象やや短めでアクティブ感が強い街着にも◎
おすすめシーン夏のアウトドア・水辺・レジャータウンユース・自転車移動・旅行
コーデのしやすさジャストサイズだとやや難しい着こなしやすい

実際に比べてみた感想

画像は「バギーズショーツ(black)、XSサイズ」のと「バギーズロング(Ash Tan)、Sサイズ」を重ねています。バギーズショーツ 股下13㎝、バギーズロング 股下18㎝。

どちらも快適で、機能性はほぼ同じですが、街で履きやすいのは断然「バギーズロング」

カフェや公共の場など、座ったときに「丈が短すぎるとちょっと気になる…」という方には、バギーズロングの7インチ丈がちょうどよく感じると思います

逆に、軽快さ・抜け感・アウトドア感を重視するなら定番のバギーズショーツもアリ。

ちなみに、バギーズショーツを1サイズ上げてゆったり履くという選び方も上級者向けですがおすすめです。

※どのサイズを購入しても、「バギーズショーツ」は股下13㎝で固定。「バギーズロング」は股下18㎝で固定です。

👕 バギーズシリーズ比較表(5インチ/ロング/ナチュラル)

モデル股下素材メッシュライナー価格
バギーズ・ショーツ約13cm(5インチ)リサイクルナイロンあり¥8,800
バギーズ・ロング約18cm(7インチ)リサイクルナイロンあり¥8,800
バギーズ・ナチュラル約17cmコットン+ヘンプなし¥9,900

サイズ感と着用写真レビュー

パタゴニア バギーズロングを着用した正面写真(165cm・55kg)
筆者(165cm・55kg)がバギーズロングのSサイズを着用した様子。

私の身長は165cm・体重55kgで、パタゴニアのウェアはいつも「XS」か「S」で迷います(アウターならMも)。

バギーズロングに関しては、Sサイズを着用していて、丈・太さともにちょうど良い印象です。

✔ 着用サイズについて

バギーズロングのウエスト部分(ゴム+ドローコード構造)
ウエストはゴム+ドローコードでサイズ調整が可能。

私の場合、XSでも履けますが、Sの方が丈に安心感があり、リラックスしたシルエットになります。ジャストで着たいならXSを選ぶかなといった感じですが、サイズSでも、ドローコードは絞らず、ウエストゴムで自然に履ける感じになっています。

太もも周りにもゆとりがあり、座ったり自転車に乗ったりしても突っ張る感じはありません。

✔ 裾丈の印象

バギーズロングの裾丈とシルエットのバランス(前屈姿勢)
横からの着用画像。短すぎず、野暮ったくもない絶妙なバランスです。

バギーズショーツ(5インチ)と比べて+約5cm長いバギーズロング(7インチ丈)ですが、膝上で止まるちょうど良い長さです。

✔ 着用写真はこちら

バギーズロング ブラック Sサイズ・正面全身着用(164cm・55kg)
164cm・55kgでバギーズロング Sサイズを正面から着用。

カラーはブラック。シルエットはややAライン気味で、裾が自然に広がります。

バギーズロング Sサイズ・横からの着用画像(ブラック)
横から見ると、裾が広がっていて対比で足が細く見えます。
バギーズロング Sサイズ・後ろ姿の着用画像(ブラック)
後ろ姿からも、すっきりとしたシルエットが伝わります。

✔ サイズ選びの目安

★ウエストがゴムとドローコードで調整可能な楽な作りなので、丈を基準に選ぶのがおすすめ

試着が難しいと思うので、迷った場合は1サイズ上げるのが無難です。

ちなみに、公式ストアの商品ページには「お客様のサイズ」という目安機能があります。自分の身長・体重を入力すると、ぴったりなサイズを提案してくれるので、ぜひ活用してみてください。

バギーズ・ロング公式ページをチェックする

他ユーザーの声

「バギーズロング」はレビューでも高評価の声が多数。実際に愛用している方の感想をpatagonia公式サイトからいくつか紹介します。

永遠の定番
183センチ70キロでMサイズがジャスト。Lサイズでもよかったのだけど、お尻が余り過ぎてしまうのでMに。家でも水辺でも山でも使える万能ショーツです!

ユーティリティの塊。
どこでもどんな用途でも。オールラウンダーと表すべきウェアー。旅行に、部屋着に、運動に、遊びに、登山に、海水浴に。リサイクルナイロン製なので強度も高くエコフレンドリー。「これがあれば夏はとりあえず大丈夫」という万能パンツです。乾きも速いので、これで出かけてそのまま帰ってくることが可能。「出かけるときに気楽に着れるものがほしい」「軽く体を動かしたい」そういう方にはぴったりだと思います。 注意点としては、2点。 (1)ポケットにスマホなど小物を詰めると、重さでだんだん裾が降りてきて股まわりが動かしにくくなったり、擦れたりするところ。伸縮性はないので、動作面で気になるかもしれない。 (2)製品の特徴ではあるが、ゆったりとした作りになっているため、ポケットにものを入れると横に広がって不格好になりやすい。 より動きやすくスポーツ向けなのは5インチ、街歩きや普段着として着やすいのは7インチかなという印象です。

サイズ感にいつも悩む
2023のSSから久しぶりにバギーズ買いました。Kaleidoscope: Still Blueに一目惚れです。生地の感じは他の方がレビューで書かれているほどゴワゴワしていませんでした。40代男性、171cm61kgだとSサイズでジャスト、ヒモを縛らなくてもゴムだけでずり落ちることはないです…今回もSを買うか?Mを買うか?かなり悩みましたが…今回も結局Sサイズ購入しました。

コーディネート例&おすすめカラー

「バギーズロング」はカラー展開がとても豊富なので、選び方も重要。実際の着用イメージとともに、おすすめカラーも紹介します。

白T × ネイビー

白T × Tidepool Blue
どんな色にも合わせやすい万能カラー

黒T × ベージュ

黒T × Dark Ash
黒系トップスとバランスを取りやすい

プリントT × 柄ショーツ

プリントT × Kaleidoscope
柄色は毎年変化。お気に入り探しが楽しい

■ カラー選びのヒント

  • 初めてならブラックが失敗しづらくおすすめ
  • ベージュやネイビーは着回し抜群
  • 柄ものは夏コーデのアクセントに◎(トップスは控えめに)

バギーズロングはこんな人におすすめ

ここまで読んでくれた方は「バギーズショーツ」と迷っている方も多いと思いますが、バギーズロングはタウンユースや日常使いにぴったりのモデルです。以下のような方には特におすすめです。

✔ こんな人に向いています

  • 膝上くらいの丈感を好む方
  • 街着としてもおしゃれに履けるPatagoniaのショーツを探している方
  • サイクリングや子どもとの外遊びなど、動きやすさと速乾性を重視する方
  • 洗濯してもすぐ乾く手間のかからない服が欲しい方

△ こんな人は別モデルも検討を

  • とにかく軽快に動きたいスポーツ・レジャー目的の方 → バギーズショーツ(5インチ)
  • 海水浴など水辺メインの使用が多い方 → 本格スイムショーツの方が快適な場合も

街でもアウトドアや運動でも“ちょうどいいバランス”を求める方には、バギーズロングがベストな選択肢になります。

📊 まとめ:スペック評価 | バギーズ・ロング

patagonia バギーズ・ロング 画像
項目評価(5段階)コメント
涼しさ★★★★★風通しがよく、夏でも快適に過ごせる。
速乾性★★★★★水に濡れてもすぐ乾き、真夏の汗ばむ日にも快適
耐久性★★★★★長年履いても型崩れしにくく、丈夫で長持ち
おしゃれさ★★★★☆シンプルなP-6ロゴがアクセント。街でも馴染む。
肌触り★★★★☆ナイロン100%のサラッとした生地感が心地よい。
軽さ★★★★★履いてる感がないほど軽い。旅行にも◎
筆者総合評価:95点 / 100点
快適さ・機能性・スタイルのバランスが抜群。ショーツはこれ1本でOK!

機能性・デザイン・快適さのバランスが本当に優秀な1本。patagoniaで大人気のアイテムであることにもうなずけます。
気になる方は、シーズン前にチェックしてみてください。