こんにちは。デニム大好きおじさん、beee(@BEEE62359542)です。
鬼デニムが気になるけど、どんなアイテムなのかなぁ…
実際に履いている人の色落ちを見てみたいな。
この記事は、「鬼デニム」の実際のレビューを参考にしたい方に向けて、書いています。
「鬼デニム」は、いわゆる日本製のレプリカデニム(ヴィンテージのlevi’sを参考に作られたジーンズ)です。
ジャパンデニムは高クオリティですので、外国の方や一部のマニアに人気があります。
「鬼デニム」を私が実際に着用してみると、高い防風性があり、また非常に履き込み甲斐のある生地感で、自分のライフスタイルに合っており、ヘビーユースしています。
「鬼デニム」の購入を考えている方は、本記事をご覧の上、購入を検討してみて下さい。
上記について、解説します。
超分厚いジーンズ「鬼デニム」をレビュー
鬼デニムのデザインは
画像は私が所有している鬼デニムです。
品番:ONI-902ZR-DGC
生地の厚さ:20oz
シルエット:ハイライズリラックステーパード
サイズ:28
●ブラックデニム
品番:ONI-622ZR-BK
生地の厚さ:20oz
シルエット:リラックステーパード
サイズ:28
どちらも2シーズン位使用した状態です。
シルエットの説明をすると、
●ハイライズリラックステーパード
股上が深く、腰回りが若干余裕があるが、裾にかけてテーパードしている。
●リラックステーパード
腰回りが若干余裕があるが、裾にかけてテーパードしている。
となります。
近年のパンツはテーパードシルエットばかりです。
これはアウターが大き目の作りが流行していることから、パンツもある程度の太さにすることでバランスをとることが必要となったからですね。
裾=足首部分は体の先端かつ細い部分なので、全体の印象を決める重要な部分です。
裾部分を細くすることで、全体の印象が細く見え、野暮ったくなくなるというわけですね。
いわゆるレプリカデニムメーカーは、昔ながらのシルエット(levi’s501のようなストレートシルエットや太目のストレート)でデニムをリリースしがちですが、鬼デニムの形は、完全にリラックステーパードが主体です。
鬼デニムのパターンは、トレンドをきちんと追っていると思います。
鬼デニムは、トレンドに合わせやすい形をリリースしており、好印象です。
一方、20オンスでスキニーシルエットなんていう、マニア受けを狙った商品もリリースされていたりします。
鬼デニムの生地感は
生地の厚さが20ozあり、かなり分厚いです。
oz(オンス)というのは1平方ヤードあたりの生地の重さの単位で、デニム生地ではこの単位を使用しています(米国製品なので、アメリカの単位が使われる)。ozが大きいほど重く、生地が厚くなります。
ちなみに、1オンスは約28.35gです。
一般的なジーンズの厚さは14oz位ですので、20ozはかなり分厚いことがわかると思います。
15オンスを超えたあたりから、「ヘビーオンス」のジーンズと呼ばれます。
「鬼デニム」は生地にもかなりこだわりがあるようで、なんとも言えない表情に経年変化していきます。
2シーズン位着用し、洗濯、乾燥機にかけるとかなり表情がでてきます。
鬼デニムの防風性は
写真では伝わりにくいですが、かなり分厚い生地で、デニム素材ながら防風性があります。
地域によると思いますが、冬にバイクで着用しても、さほど寒さを感じません。
本当に綿なのかと思う程、風を通しません。
鬼デニムの色落ちは
私の鬼デニムの色落ちを見てみます。
まずはブルーデニムです。
結構適当に選択しているので、バキバキな色落ちではありません。
ヒゲ(足の付け根あたりのシワ)がうっすら出ています。
乾燥機に何回かかけているので、パッカリング(裾部分のうねり)が出ています。
座ることが多いので、バックポケット部分は結構色落ちしています。
うっすらとハチノス(膝裏のシワ)がでています。
次にブラックデニムです。
毛羽立ってます。
特に擦れる部分は、白く色落ちしていますね。
表情がでています。
やはりバックポケット部分が色落ちしています。
右後ろポケットにスマートフォンを入れていることが多いので、ステッチがほどけている部分があります。
うすっらヒゲですが、あまりわかりませんね。
赤耳です。
外国の方の投稿ですが、左が鬼デニムです。すさまじい色落ちですね。
かなりの時間を履き込まないとこうならないと思います。
鬼デニムの評判は
以前の鬼デニムは1人の70代の老職人の方しか生地を織る機械を扱えない状況だったと聞きます。
当然、その方が体調不良になれば、生地の生産ができず、商品生産が不可能になっていました。ショップをチェックしても、かなりの不定期入荷でした。
なんだか人間国宝みたいな話ですが、そういうマニアックな生産背景等があることも、鬼デニムの魅力に一役買っていると思います。
現在は若手職人の育成が進んでいるようで、定期的に入荷するようになっています。
最近は楽天等のECサイトでも通販可能になり、私も利用しています。
また、インスタグラムを見てみると、明らかに外国人の方の投稿が多いように感じます。ヘビーオンスマニアは外国人に多いようですね。
しかし、雑誌等の掲載を見たことがなく、宣伝を一切していないようです。
かなりのデニムマニアでないと「鬼デニム」の存在自体を知らないと思います。
鬼デニムのデメリットは
実際に着用して感じる、「鬼デニム」の良くない点は下記の2点です。
●履き始めは、かなりきつい。
生地が厚いということは、馴染むまで時間がかかるということでです。
レザージャケットなんかを着込む感覚に似ていますね。
しかし、馴染むと自分だけのデニムになり、愛着がわくことは間違いありません。
・夏に履けない
一部の超マニアの方は別かもですが、私は夏に20オンスデニムを履く気持ちにはなれません。
日本の夏は高温多湿なので、デニムの履き込みには向かないかも知れませんね。
私は冬用ジーンズと割り切って着用しています。
鬼デニムは、冬のスタイルに表情を与える
いかがでしたでしょうか。
ヘビーオンスジーンズを制作しているデニムメーカーはいくつかありますが、ここまできれいなシルエットかつ魅力的な生地感を出しているものは、鬼デニムだけだと思います。
私は冬の間、ほぼ鬼デニムしか履きません。
また、ヘビーオンスジーンズは、無理な履き込みをしなければ耐久性がほぼ無限なことも魅力ですね。
ちなみに、私は新たに鬼デニムを購入したので、これから履き込む予定です。
再来年の冬当たりに良い色落ちになっていればいいなと思いつつ、のんびり履き込んでいきます。
まとめると、「鬼デニム」は下記の方におすすめのデニムです。
・冬でもジーンズを履きたい方
・バイク用の防風デニムが欲しい方
・ヘビーオンスかつ流行のシルエットのデニムが欲しい方
「鬼デニム」は入荷数が少ない商品ばかりです。一期一会的なところがあるので、気になるデニムのマイサイズがある場合は、早めに購入する方が良いかもしれません。
なお、夏に快適なボトムスについては、下記の記事をどうぞ。