パタゴニア 2025年秋冬おすすめ10選|注目アウター・新作ウェア・小物をジャンル別に紹介

2025年の秋冬も、パタゴニアから魅力的なアイテムが多数登場しています。定番アウターの進化版から、久々に“古き良きパタゴニア”を彷彿とさせるデザインの復活、新たな化繊アウター、そして意外性のある小物まで──。

本記事では、そんなパタゴニアの最新ラインナップの中から、筆者が注目した10のアイテムをジャンル別にピックアップして紹介します。

すでにパタゴニアファンの方はもちろん、これから1着目を選ぶ方にも参考になるはずです。
あなたの秋冬スタイルをアップデートするヒントになれば幸いです。

筆者厳選10選(2025AW)

  1. M10ストーム・ジャケット — 310g級・最軽量3層。悪天で強いミニマル主力。 公式
  2. トリオレット・ジャケット — 堅牢×汎用。雪山〜街まで守備範囲が広い。 公式
  3. イスマス・パーカ — タウンの暖か定番。毎日の一枚。 公式
他の7件を表示
  1. プルマ・プロ・アルパイン — 最上位アルパイン。軽さと防護力。 公式
  2. クラシック・レトロX・ジャケット — 防風ボアの定番。 公式
  3. ハイロフト・ナノ・パフ・フーディ — 中綿の暖かさ×耐濡れ。 公式
  4. ベター・セーター・クルーネック — 一枚で様になる化繊ニット。 公式
  5. ポイント・レイズ・キャンバス・シャツ — 厚手キャンバスの“働くシャツ”。 公式
  6. R1デイリー・ネックゲイター — 小さく効く防寒アクセ。 公式
  7. テラヴィア・サコッシュ 3L — 軽量小型バッグ。 公式

選び方の最短回答(用途×重視ポイント)

用途重視最短回答
街・通勤(風が冷たい)防風×見た目のボリューム クラシック・レトロX・ジャケット (風に強く、街映え)
雨風ミックス軽さ×耐候 M10ストーム・ジャケット (上に羽織るシェル)
厳冬の停滞・待機とにかく保温 DASパーカ (中綿量が段違い)

※在庫や発売の詳細は本記事では扱いません。最新状況は公式でご確認ください。

サイズのコツ(USフィットの目安)

  • 基本は USサイズ表記。日本ブランドよりやや大きめに感じる人が多いです。
  • フィット表記は スリム / レギュラー / リラックス の3種。 (同じMでもフィット種類で体感が変わります)
  • オーバーサイズにし過ぎると機能性が低下(裾から風、フードの収まり悪化など)。
  • 特にシェルは注意:肩幅・袖丈を優先し、必要な分だけ余裕を。フリース等は「普通〜ゆったり」がちょうど良いことが多いです。
身長/体重目安
165cm/55kg(筆者)XS(タイト) / S(普通) / M(ゆったり)

さらに詳しくは公式ガイドをご確認ください: サイズとフィット(公式) (提携リンク)

失敗しにくい“色”の選び方

  • ブラック:汎用性最強。引き締まって見える。
  • ナチュラル/中間色:街着の合わせやすさ◎。Retro-Xは相性が良い。
  • シーズンカラー:まれに“当たり”のカラーがある。センス優先で選ぼう。

※正式な色名や展開は本記事では扱いません。最新は公式でご確認ください。

次に、各モデルを詳しく見ていきましょう。

プルマ・プロ・ジャケット|スーパープルマの再来、頂点を極めたハードシェル

プルマ・プロ・ジャケットは、かつての名作「スーパー・プルマ」を彷彿とさせる、パタゴニア最高峰のアルパイン用シェル。3層構造のePE採用ゴアテックス・プロ・ファブリクスは、過酷な環境でこそ真価を発揮します。

生地は80デニールのリサイクル・ナイロンで、耐久性と防風性に優れた仕上がり。それでいて、しなやかさも感じられる織り構造が特徴です。

  • ⛰ 3.8オンス・80デニール・リサイクルナイロン100%のGORE-TEX PRO採用
  • 🧵 ロゴやジップは3色の配色で“Black”でも華やかさあり
  • 💰 税込10万円超えにパタゴニアの本気を感じる最上位モデル

「本当に信頼できる1着が欲しい」というユーザーに向けた、まさにブランドの集大成的ジャケット。価格も性能も妥協のないこのモデル、ぜひ実物でその存在感を確かめてみてください。

▶︎ パタゴニア公式サイトで「プルマ・プロ・ジャケット」を見る

トリオレット・ジャケット|ついに来た!カラーで映える本格アルパインシェル

トリオレット・ジャケットは、パタゴニアのハードシェルの中核を担う本格的なアルパイン対応モデル。従来は機能本位でやや地味さが否めなかったが、2025年秋冬の新色「Forge Grey w/P6 Blue」はまさに別格。シックなグレーのボディに、ジッパー部はパープル・ブルー・オレンジの配色という大胆なカラーリングで、一気に“魅せるギア”へと進化しています。

  • 🧵 重厚感ある5オンス・75デニールの3層ePEゴアテックス・ファブリクスを使用
  • ❄️ 雪山でも頼れる防風・防水性と耐久性を両立
  • 🎨 個性と機能を両立する圧倒的カラーリング「FGYP」

本格的な山行はもちろん、街でも映えるこのカラーは一度実物を見てみる価値あり。従来のトリオレットを知っている方ほど、驚きのある仕上がりです。

▶︎ パタゴニア公式サイトで「FGYP」カラーを見る

M10ストーム・ジャケット|“黒すぎるBlack”が放つミニマル・ハードシェル

M10ストーム・ジャケットは、パタゴニアが誇る最軽量のアルパイン向けハードシェル。“Black”と記されているが、これはもはや黒じゃない。本体は漆黒、そこにパープル・オレンジ・ブルーの3色ジップが走り、ミニマルでありながら圧倒的な存在感を放っています。

  • 💨 わずか2.6オンスの超軽量シェル(30デニール・リサイクル・ナイロン)
  • 🌧 H2Noパフォーマンス・スタンダードで防水/透湿性を両立
  • 🧵 極限まで削ぎ落とした設計、バックカントリーや縦走登山に最適

薄手の生地でとても軽く、レイヤリング次第で通年活躍する1着。特にミドルレイヤーとの組み合わせを楽しみたい方に最適です。シンプルながら、ジップの3色配色が静かに主張してくれる一着。これは実物を見たい

▶︎ パタゴニア公式サイトで「M10ストーム・ジャケット」を見る

イスマス・パーカ|“古き良きパタゴニア”が息を吹き返す

近年のイスマス・パーカは、どこかパッとしない印象で、往年のパタゴニアファンにとっては物足りなさが否めませんでした。しかし2025年秋冬モデルは違います。デザインを一新し、1980年代初期の製品をヒントに、パタゴニア本来のDNAを色濃く継承。時代を越えて多用途に使える、温かくて頼れるクラシックなパーカに生まれ変わりました。

特に目を引くのは八の字っぽいフロントポケットと、ゴールドっぽい金具のアクセント。“古き良きパタゴニア”っぽいデザインで、当時を知るファンの心をくすぐります。

  • 🧵 4.2オンス・4プライのリサイクル・ナイロン「ネットプラス」ファイユ生地
  • 🧥 身頃とフード裏は厚めのフリース、袖は中綿入りで高い保温力
  • 🎨 八の字ポケット×金具のディテールがアーカイブ感たっぷり

街中からアウトドアまで幅広く使える、“気軽に羽織れる防寒アウター”として理想的な1着。これはぜひ実物を見てみたくなる仕上がりです。ちなみに古き良きパタゴニア時代の、インファーノジャケットについては過去記事で触れています。

▶︎ パタゴニア公式サイトで「イスマス・パーカ」を見る

クラシック・レトロX・ジャケット|“あのレトロX”が大きく進化した2025年モデル

パタゴニアを象徴する定番フリース「クラシック・レトロX・ジャケット」が、2025年モデルで大きくリニューアル。まず胸ポケットのジップが縦から横向きに変更され、P-6ロゴの位置もポケットの“上に載る”配置から、ポケット上部へと再設計されています。

特に注目したいのが新色「Dark Natural」。ロゴはなんと“ヴィンテージパタゴニア”を彷彿とさせるデカタグ風デザインに変更されており、クラシックな雰囲気を強く打ち出した1着に仕上がっています。

  • 🧵 表地は6ミリ厚のソフトなパイル・フリース(リプリーブ・リサイクル・ポリエステル100%)
  • 🆕 裏地には2.2オンスのリサイクル・ポリエステル・タフタを使用
  • 🎨 ジップ横向き&デカタグロゴなど、大胆なデザインチェンジ

ただし一点気になるのは、裏地に防風バリアーがあるかどうか。従来モデルでは「風を防ぐこと」がレトロXの大きな魅力でしたが、今回の仕様にはその記載が見られず、完全に同じ着用感とは限らないかもしれません。

とはいえ素材自体も刷新されており、もはや“レトロXという名の新製品”として見るべき1着。クラシックをアップデートしたい方にとって、今年のレトロXは見逃せないモデルになりそうです。

▶︎ パタゴニア公式サイトで「レトロXジャケット」を見る

【追記:現物確認】 店頭で2025年モデルを確認したところ、裏地タフタの内側に防風バリアーがしっかり残っていました。各国の公式ページや小売の商品説明でも「windproof/タフタ裏地(PFASフリーDWR)」と明記されています。従来同様、風抜けの少ない着用感は健在です。

手で触ったらいつもの防風バリアーが裏地の中にあることがわかりました。安心しました(笑)

ハイロフト・ナノ・パフ・フーディ|待望の“厚手ナノパフ”、筆者も大注目の化繊アウター

ハイロフト・ナノ・パフ・フーディは、定番「ナノ・パフ・フーディ」の派生モデルにして上位互換とも言える存在。筆者個人的にも大好きなシリーズで、化繊インサレーションの新たな選択肢として注目しています。

中綿には170g/m²と200g/m²のプリマロフト・シルバー・インサレーション・エコを使用しており、ナノパフの約60g/m²と比較すると実に3倍超えの保温力。しかも、表地と裏地はともにリサイクル・ポリエステル100%と、環境配慮もしっかり。

  • 🔥 170g/200gの厚手プリマロフトで保温性バツグン
  • 🧵 本体:1.4オンス・20デニールのリップストップ
  • 🎨 ヨーク・袖:2.2オンス・50デニールに切替。素材遊びが“パタゴニアらしい”

パタゴニアで厚手の化繊アウターといえば、これまではDASパーカ一択でしたが、より軽快で汎用性のある選択肢として本モデルが登場。保温性・軽量性・スタイルのバランスがとれた、期待大の1着です。

▶︎ パタゴニア公式サイトで「ハイロフト・ナノ・パフ・フーディ」を見る

ベター・セーター・クルーネック|重厚セーターにP-6ロゴを添えたクラシックな一着

ベター・セーターは、パタゴニアの定番として長年愛されてきた厚手のニットフリース。そのクラシックで落ち着いた見た目とは裏腹に、しっかりとした保温性を誇る実力派ミドルレイヤーです。

今季モデルはクルーネック仕様で、P-6ロゴのプルがさりげないアクセントになっています。

  • 🧵 外側はセーターニット風、内側は起毛フリースで暖かい
  • 💪 1枚でもインナーでも活躍する高い保温力
  • 🎨 注目の「Marlow Brown」は落ち着いたブラウン系で汎用性◎

ナノパフ系とは異なり、化繊インサレーションではなくフリース系なので、より自然な暖かさを感じられるのも魅力。定番ながら、プルオーバータイプでよりミドルレイヤーとして使いやすいモデルです。

▶︎ パタゴニア公式サイトで「ベター・セーター・クルーネック」を見る

ポイント・レイズ・キャンバス・シャツ|名作ショーツと同素材、無骨なコットンの羽織り

ポイント・レイズ・コットン・キャンバス・シャツは、パタゴニアの定番「スタンドアップ・ショーツ」と同じキャンバス素材を採用した、男らしい無骨さが光る一着
コットン素材でここまでタフな仕上がりは珍しく、シャツというより“ライトジャケット”に近い着方ができそう。

こういった厚手コットンの羽織りは筆者も個人的にかなり気になるジャンル。着こなしにはやや工夫が必要ですが、素材感は抜群。着れば着るほど体に馴染み、経年変化も楽しめそうな1着です。

  • 🧵 12.8オンス・オーガニック・コットン・キャンバス
  • 🧥 アウター使いもできる厚みと耐久性
  • 🎨 素材の重厚さゆえ、ボトムスは軽めにバランスを取ると◎

“シャツ”と名はついていますが、肌寒い季節のオーバーシャツとして活躍。アウトドアウェアでありながら、街着としても存在感のある仕上がりになっています。

▶︎ パタゴニア公式サイトで「ポイント・レイズ・キャンバス・シャツ」を見る

R1デイリー・ネックゲイター|目立たないけど、実は使えそうな万能ネックギア

R1デイリー・ネックゲイターは、現時点ではあまり注目されていないものの、実際に使ってみると便利そうなネックウェアです。
ベース素材にはR1デイリー素材が使われているようで、肌触りがよく伸縮性もあるとのこと。軽快で扱いやすい印象を受けます。

R1デイリーは、R1シリーズの中でも比較的やわらかく、日常使いにも適した素材とされており、ネックゲイターとしても窮屈感が少なく、さまざまなシーンで活用できそうです。

  • 🧵 R1デイリー素材(リサイクル・ポリエステル/スパンデックス混)
  • 🧣 ストレッチ性が高く、軽やかな着け心地が期待できる
  • 🏃‍♂️ ランニング・登山・自転車・室内でも使い回せそう

目立つアイテムではありませんが、秋冬のちょっとした冷え対策に1枚あると便利かもしれません。機能面を考えると、汎用性の高さに期待できる1着です。

▶︎ パタゴニア公式サイトで「R1デイリー・ネックゲイター」を見る

テラヴィア・サコッシュ 3L|パタゴニアから“ちょうどいい”サイズの新提案

テラヴィア・サコッシュ 3Lは、「ありそうでなかった」パタゴニアの新しいサコッシュスタイル。3Lという絶妙なサイズ感で、日常使いや軽ハイク、旅行のサブバッグなど、さまざまなシーンで活躍しそうなバッグです。

これまでのパタゴニアはウエストバッグやバックパックが主流でしたが、気軽に肩掛けできるサコッシュタイプがついに登場。デザインはシンプルで、軽量な印象。普段使いでも馴染みやすいスタイルといえそうです。

  • 🎒 3Lサイズでスマホ・財布・鍵がすっぽり入るちょうど良さ
  • 🧵 100%リサイクル・ナイロン素材の軽量シェル
  • 🔍 内部仕切りやポケットなど、使い勝手は要実物チェック

正直、「便利そうだけど、実際どうなんだろう?」というのが第一印象。
ただ、このサイズ感・軽さ・ブランドの安心感を考慮すると、1つ持っていても損はなさそうなサコッシュです。

▶︎ パタゴニア公式サイトで「テラヴィア・サコッシュ3L」を見る

まとめ:あなたに合う1着はどれ?

今回は、パタゴニアの2025年秋冬コレクションの中から、注目のアイテムをジャンル別にピックアップしてご紹介しました。

筆者自身、まだ実物を確認できていないモデルも多く、素材感や着用感については今後の検証・体験を通して情報をアップデートしていく予定です。

もし気になるアイテムがあれば、各アイテム紹介欄のリンクから詳細をチェックしてみてください。あなたの秋冬コーデやアウトドアスタイルにぴったりの一着が見つかるかもしれません。


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