
通勤の雨対策に悩んでるんだけど、何かいいジャケットはないかな…
普段でも幅広く使えるものがいいんだけど…
この記事では、私が10年以上バイク・自転車通勤で愛用してきたPatagonia「トレントシェルジャケット」のリアルな使い心地を徹底レビューします。
旧モデルから最新3Lモデルまで、実際に使って感じたメリット・デメリットを通勤者目線で紹介。購入を検討している方の疑問にも、長期使用者ならではの視点でお答えします。
- 10年通勤使用のリアルなレビュー(自転車・バイク通勤)
- 旧モデルと現行3Lモデルの違いや剥離への対処法を解説
- 徒歩・電車・自転車・バイク通勤別の快適性を比較
- 手入れ・洗濯方法とおすすめの中性洗剤を紹介
- レインパンツと併用で雨の日も快適に過ごせる

それでは行ってみましょう。
🚴♂️ 10年間通勤で使ったから分かるトレントシェルの魅力

私はこのジャケットを10年以上、雨の日も晴れの日も通勤で使ってきました。主に自転車とバイクでの通勤です。特に梅雨や秋雨の時期には、トレントシェルの防水性能が非常に心強い存在でした。

晴れの日でも普通に着用できる、シンプルでミニマルなデザインも魅力の一つです。

サイズ感ですが、164㎝、54㎏でレディースXSサイズを着用しています。細身の男性なら意外と着れます。
さすがにすこしタイトめの着用感ですが、インナーに薄手のニットやフリースを重ねることもできます。
🔍 旧モデルの剥離と新モデルの改善点

私が最初に購入したトレントシェルは、旧モデルの2.5層構造でした。この構造は「表地+防水透湿メンブレン+コーティング」でできており、軽量性はあるものの、内側のコーティングが年月とともに加水分解を起こしやすく、剥がれてくる(剥離)という課題がありました。特に日本の高温多湿な気候で日常的に使用していると、汗や皮脂、熱気の影響で劣化しやすく、袖口や首元から白く粉を吹いたような状態になってしまうこともあります。
しかし、現在のモデルでは、これが大きく改善されています。最新のトレントシェルは3層構造(3L)を採用し、「表地+H2No防水透湿メンブレン+裏地ファブリック(トリコット)」というしっかりした作りになっています。この裏地ファブリックがメンブレンをしっかり保護することで、汗や摩擦によるダメージを抑え、加水分解による剥離も起きにくくなりました。
旧モデルと比較して、明らかに裏地がしっかりしていて安心感があります。メンブレン保護が進化していて、長く使えるつくりに。
実際に私が旧モデルを10年以上使っているにも関わらず、大きな破損はなく、裏地の劣化さえも「うっすら剥離かな?」というレベル。新モデルならさらに安心して長く使えると感じます。
📌 通勤目線で見るメリットとデメリット
✔ メリット
- 脇下ベンチレーションで蒸れにくい
- スーツやジャケットの上にも羽織れるシルエット
- バイク通勤でも雨風をばっちり防げる
- 小さく折ってバッグに収納可能
✖ デメリット
- 真夏はさすがに暑い(通気はあるが限界あり)
- ブラック以外のカラーは、ややアウトドア感がある
🚶 通勤手段別|トレントシェルの使い勝手
🚶♂️ 徒歩通勤
- フードがしっかりしており、傘なしでも雨を防げる
- 軽量・コンパクトで脱いでも持ち運びが楽
🚃 電車通勤
- 脇下のベンチレーションで蒸れにくい
- コンパクトに折り畳めてバッグ収納も簡単
🚴♀️ 自転車通勤
- 高い防水性と透湿性で雨でも快適
- 調整可能なフードで雨風の侵入を防ぐ
🏍 バイク通勤
- 走行中の風をしっかりブロック
- ベルクロ袖で風の侵入を防ぐ
- 防水性抜群で雨天走行も安心
🚗 車通勤
- 車までの移動時にもサッと羽織れて便利
🎯 なぜ通勤ウェアにトレントシェルを選ぶべきか
私が通勤用にトレントシェルを選んだ理由は、その防水性・透湿性・携帯性・デザイン・耐久性のバランスが非常に優れているからです。晴れでも雨でも「この1枚を羽織ればOK」という安心感は、忙しい朝には大きなメリットです。
また、トレントシェルはパタゴニアの中でもコストパフォーマンスが高いシェルジャケットであり、初めての1着としても非常におすすめです。
アウトドア登山用のハイエンドモデルに比べれば若干機能は劣る部分もありますが、都市部の通勤や日常使用であれば十分な性能を備えています。
❓ よくある通勤時の疑問に答えます
- Q. スーツの上に着られる?
→ トレントシェルジャケットはレギュラーフィット表記のジャケットです。ややゆったりめの作りなのでOKです。ただ、着丈はそこまで長くないので、コートっぽく使うことはできないと思います。 - Q. 蒸れない?
→ H2Noパフォーマンス・スタンダード採用の3層構造のシェルなのでほぼ問題ありません。脇下のベンチレーションもあるので通気性は高いですが、真夏は少し暑さを感じます。 - Q. 手入れはどうしてる?
→ 防水ジャケットは適切な洗濯で性能を維持できます。- 【1】洗濯はジャケットのジップを全部閉めた後、ネットに入れて中性洗剤で洗濯機OK(柔軟剤NG)
- 【2】洗ったあとは陰干し。必要に応じて低温アイロンや乾燥機(低温)で撥水性を回復
※汚れや皮脂が撥水性低下の原因になるので、定期的な洗濯が◎
詳しくはPatagonia公式の防水ジャケットお手入れガイドも参考になります。
私は普段は汚れが気になったら中性洗剤で普通に洗っています。脱水は1分。そのあとは軽く乾燥機をかけてから陰干ししてます。
洗剤の選び方:特別なアウトドア用洗剤もありますが、私は普通の家庭用中性洗剤を使用しており、それでも性能は十分に維持できています。シェルジャケットに関しては、“おしゃれ着洗剤”よりも、シンプルな液体中性洗剤の方が汚れが落ちてよいと感じます。
また、長期間使用して撥水性がなくなってきたと感じたら👇で復活させてます。

🧤 雨の日と冬の防寒に大活躍:トレントシェル・レインパンツ

ジャケットとあわせて私が愛用しているのが、トレントシェル・3Lレインパンツ(ショート丈)です。
雨の日の自転車・バイク通勤では、下半身の濡れを、このパンツがしっかりブロックしてくれます。防水性はもちろん、裏地の3層構造がべたつかず快適で、雨の多い時期には毎日のように活躍。また、小さく畳めてバッグに忍ばせておける点も、通勤者にとっては重要なポイントです。

また、冬場のバイクツーリングにも最適。ウィンドシェルとしても優秀で、風を完全にシャットアウトしてくれるので、ジーンズやスラックスの上からそのまま履いても暖かさが段違いです。

バイカーにもおすすめ!
上下セットで使えば、雨でも全身快適。
自転車やバイク通勤なら、上半身と下半身どちらも濡れを防ぐトレントシェルの組み合わせがベストです。
サイズ感ですが、私は164㎝、54㎏でサイズXSを着用しています。普段ユニクロではSサイズでちょうど位ですが、XSでちょうどよいサイズ感です。丈も日常使用にはちょうどいいくらいです。

✅ まとめ 10年使っても現役。通勤の相棒に。

雨の日も、風の強い日も、台風の日も毎日を支えてくれたジャケット。それが、私の10年間の通勤を支え続けたトレントシェルジャケットです。
📊 7項目での評価(★5つが満点)
筆者総合評価:\83点/
本当に雨の日も台風に日も雪の日もずーっとトレントシェルジャケットを着ています。インナーを変えれば夏以外はこれで十分。パタゴニアらしい、使えば良さがわかるジャケットです。
✔ 通勤・街歩き・ツーリングまで、幅広く活躍する1着
シンプルなデザイン・機能・耐久性の三拍子が揃った、まさに実用のためのジャケットです。
気になる方は、公式サイトでカラーや在庫状況をチェックしてみてください👇

なお、雨の日に活躍する他のウェアが気になる方は下記の記事からどうぞ👇