パタゴニア キャプリーン・ミッドウェイトの使用レビュー|秋冬に最適なベースレイヤーとは?

パタゴニア キャプリーン・ミッドウェイト・クルー 着用例
▲ 街でも着られる、パタゴニアの中厚インナー。165cm / 56kg・Sサイズ着用

街でもアウトドアでも使える、着心地の良い秋冬インナーがほしいな…
パタゴニアの「キャプリーン・ミッドウェイト」って、実際どうなんだろう?

そんな疑問に応えるのがこの記事。
パタゴニアの定番ベースレイヤー「キャプリーン・ミッドウェイト・クルー」を、都市生活+軽運動+登山の視点から詳しくレビューします。

この記事では、以下のような内容を写真付きで紹介します。

  • 実際に着て感じた暖かさ・通気性・着心地
  • 、運動やアウトドアでの実際の使用感
  • 他モデル(クールデイリーやサーマル)との違いと選び方

あわせて、キャプリーンシリーズの比較記事も掲載。
「秋冬に1枚あると安心なインナー」を探している方には特におすすめです。

冬場はこればかり着ています。派手さはないけど、気づけば毎シーズン活躍する1着です。

【patagonai】キャプリーン ミッドウェイト クルー
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キャプリーン・ミッドウェイトとは?|秋冬インナーの定番・中厚ベースレイヤー

パタゴニア キャプリーンミッドウェイト 着用画像
▲ 中厚のベースレイヤー。街でも登山でも使いやすい万能タイプ

パタゴニアが展開するベースレイヤー「キャプリーン」シリーズの中でも、中間の厚さにあたるのがこの「ミッドウェイト・クルー」。

  • 吸湿速乾・通気性・軽量性のバランスがとれた万能型
  • サーマルウェイトより薄く、重ね着しやすい

秋冬のインナーとして、軽い運動・通勤・低山ハイク・旅行など、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。


「寒いけど動くと暑くなる」「重ね着するとモコモコして苦しい」

──そんな悩みを抱える人にこそ、ちょうどいい一枚です。

実際に着て感じたこと(レビュー)

165㎝、55㎏でサイズXSを着用。タイトめの着用感です

インナーなのでちょっと派手な柄でもOK。裾からP-6ロゴをチラ見せしてもいいかも。

着心地・肌触りはどう?

内側はグリッド構造になっており、肌離れがよくベタつきにくいです。
ポリエステル製で着心地も悪くなく、着心地は快適です。

裏地のグリッド構造が快適さのカギ

キャプリーン・ミッドウェイト・クルーの裏地は、ダイヤモンド型のグリッド構造が特徴。

この構造により、汗をかいたときに素早く吸収・拡散し、肌に張りつかず快適な着心地が続きます。

グリッドの溝が通気性と軽量性を両立し、熱がこもりにくいのもポイント。寒い朝の運動でも、動き始めるとすぐに温まりつつ、ムレにくいバランス感が魅力です。

暖かさ・通気性のバランス

薄手すぎず、厚すぎないので秋の初めから春先まで使えます。
運動時の発熱・発汗にも対応し、蒸れにくいのが好印象です。

汗をかいてもすぐに吸い取って乾くので、常にドライな状態を保ちます。
汗冷え知らずです。

サイズ感(身長165cm/55kg)

私はXSサイズを着用しています。インナー用途としてはちょうどよく、ダボつきません。

ウェア本来の性能を発揮するためには、ややフィット感のあるサイズ選びがおすすめです。

細部のつくり・機能性も優秀

▲ この細かなグリッドが空気を含み、通気性と保温性のバランスを実現。インナーとして優秀な構造です。

キャプリーン・ミッドウェイト・クルーの内側は、ダイヤモンド型のグリッド構造になっています。

この裏地のおかげで、肌に触れる面積が少なくベタつかず、汗をかいてもすぐに吸収して乾きます汗冷えしにくく、ドライな着心地をキープしてくれるのが嬉しいポイントです。

また、ハイキュ・フレッシュという抗菌防臭加工が施されており、ニオイが気になりにくいのも魅力。運動した後に街を歩く際にこうした機能はありがたいですね。

袖口には親指を通せるループも付いていて、上着との重ね着時に袖がまくれ上がりにくくなっています。ふだんは袖口の中に隠れているので、見た目の邪魔にもなりません。

製品スペック(2025年モデル)

  • 商品名:キャプリーン・ミッドウェイト・クルー(Capilene® Midweight Crew)
  • 素材:4.3オンス(約147g/m²)リサイクル・ポリエステル100%のダブルニット
  • 重量(実測):約175g(Mサイズ)
  • 機能:グリッド構造による通気性と保温性の両立/ハイキュ・ミント防臭加工
  • 生産背景:フェアトレード・サーティファイド工場製

キャプリーン他モデルとの違いは?

パタゴニアのキャプリーンシリーズは、主に以下のように分かれています。

モデル暖かさ素材厚み重量季節・用途価格
クール・デイリー・シャツ クール・デイリー・シャツ ★★★☆☆ポリエステル100%(リサイクル成分50〜100%)薄い128g夏・通年インナー・運動用7,700円
クール・メリノ・グラフィック・シャツ クール・メリノ・グラフィック・シャツ ★☆☆☆☆メリノウール65%/リサイクル・ポリエステル35%薄い111g春秋・夏の登山・日常着11,000円
キャプリーン・ミッドウェイト・クルー キャプリーン・ミッドウェイト・クルー ★★☆☆☆ポリエステル100%(リサイクル成分含む)中厚176g冬の街着・秋〜冬のアウトドア12,650円
キャプリーン・サーマルウェイト・クルー キャプリーン・サーマルウェイト・クルー ★★★☆☆リサイクル・ポリエステル92%/ポリウレタン8%厚い147g冬・寒冷地・登山・部屋着13,750円

ミッドウェイトは冬用インナーとして、スタンダートな位置づけ。幅広い用途で使えるのが特徴です。

キャプリーン比較記事もあわせてどうぞ。

キャプリーン・ミッドウェイトはどんな人におすすめ?

ここまでご紹介してきた通り、キャプリーン・ミッドウェイト・クルーは、秋冬の都市生活からアウトドアまで活躍する万能ベースレイヤーです。

「暖かいのにムレない」「動きやすいのにゴワつかない」など、実際に使ってみて感じたリアルな評価をもとに、向いている人/向かない人を整理しました。

👍 向いている人

  • 秋冬に重ね着しやすいインナーを探している
  • 通勤・買い物・散歩など日常用途で快適に使いたい
  • 汗をかいてもすぐ乾き、ベタつかないインナーが欲しい
  • サーマルウェイトは暑すぎると感じたことがある

🚫 向いていない人

  • 真夏用のTシャツを探している(→ キャプリーン・クール・デイリー
  • 極寒の雪山やスノースポーツがメイン(→ サーマルウェイト)
  • 安価で気軽に買い足せるインナーを優先したい

キャプリーン・ミッドウェイトのメリット・デメリット

👍 メリット

  • 汗冷えを防ぐグリッド構造で 常にドライな着心地
  • 秋〜春まで対応できる絶妙な厚み
  • 防臭加工で臭いにくく、洗濯頻度も減らせる
  • 丈夫で長く使える(コスパ良好)

👎 デメリット

  • 真夏には暑すぎるためオールシーズンは不可
  • 価格はやや高め(ただし長く使える)
  • サムループ機能は好みが分かれる

まとめ|キャプリーン・ミッドウェイトの実力とは?

キャプリーン・ミッドウェイト 着用イメージ
▲ 秋冬の散歩や街歩きにちょうどいい快適インナー
項目評価コメント
暖かさ★★★★★インナーとしては抜群の保温性。真冬でも安心して使える。
速乾性★★★★☆ポーラテック素材でしっかり乾くが、夏用には劣る。
着心地★★★★☆チクチクせず快適。若干フィット感は強め。
おしゃれさ★★☆☆☆アウトドア感があるので街着としては好みが分かれる。
使いやすさ★★★★★冬に幅広く活躍。1枚あると本当に便利。
🥇 筆者総合評価:88点 / 100点

キャプリーン・ミッドウェイトは、適度な厚み・高い通気性・優れた保温性を備えた、秋冬〜春先にかけて大活躍するベースレイヤーです。

決して派手ではありませんが、「いつの間にか毎日着ている」ような頼れる一着。
サーマルウェイトやクール・デイリーとの使い分けで、より快適な日常が手に入ります。

他のアウトドアブランドと比べても、パタゴニアのキャプリーンは品質の高さを実感しています。
特に冬場に外で活動する日は、ついこれを手に取ってしまいます。

✨ よくある質問(FAQ)

  • Q. 真冬でも1枚で過ごせますか?
    A. 単体では不十分です。インナーとして使い、上にフリースやアウターを重ねるのが基本です。
  • Q. 夏でも着られますか?
    A. 厚みがあるため夏場には不向きです。暑い時期にはクール・デイリーをおすすめします。
  • Q. 洗濯は自宅でできますか?
    A. はい。通常の洗濯機でOK。乾きやすく、夜洗って翌朝着ることも可能です。
  • Q. 静電気は起きますか?
    A. 筆者的には気になりません。安い製品と比べると起きにくいと感じます。
【patagonai】キャプリーン ミッドウェイト クルー
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