【patagonia】07年製DASパーカを中古で買ったらとても良かった話

DASパーカはpatagoniaの“厚手の化繊インサレーション”。 元々は山用のジャケットですが、動かない時間に暖かい、街でも便利なジャケットです。

真冬の街ではとりあえず羽織る。僕にとってのpatagoniaのDASパーカはそんな立ち位置です。

  1. 1992

    厚手の化繊インサレーション(いわゆるビレイ用)としてデビュー。

    停滞に強いジャケットとしてクライマーに広がり、日本でも定番化。

  2. 2017

    一時廃盤。同時期に後継コンセプトの ハイパーパフフーディが登場。

    やや細めのフィットに変更。

  3. 2020

    現行DASパーカとして復活(型番 85350) 中綿はPrimaLoft Gold Ecoを中核に再設計。

    最高峰のビレイパーカとして、エアロゲル搭載の最新モデルにアップデート。

この記事では、古着市場でどんどん価格が高騰しているDASパーカについて、実際に着用してどう快適なのかについて解説します。ぜひ最後までご覧ください。

筆者が所有するDASパーカの着用画像

DASパーカ セイロンブルー
165cm/55kgでサイズM着用。街でちょうどいいボリュームで肩はやや落ちる。

画像は私が所有している07年製DASパーカ。カラーはセイロンブルー。品番84096F7。

このセイロンブルーは深い海のようなカラーリングで、この年代にしかない奥行きのある色味です。

裾のドローコードで着丈を絞って調整可能。下からの風を防ぐ効果もあります。

着用する時期

出番はだいたい気温10℃を切ってから。 薄手フリースや軽いスウェットの上に重ねます。

0℃前後はフロントをしっかり閉めて、状況次第でキャップやネックゲイターが欲しくなります。

動きやすさ

横から見たシルエット。

もともとはビレイ(山頂等で、クライミングで登る相手のロープを管理し、落下時に止めて安全を確保する動作)をする時に着用するものなので、透湿性はあまりなし。

動きにくくはないが、着たまま運動はできない仕様です。

袖部分のアップ。ガバっと羽織れるように袖口を絞れるようなギミックはない。

サイズ感

165cm/55kgで街着っぽく余裕あるシルエット。

街着として着るなら、真冬でもインナーは薄手のフリースやニット、スウェットで十分です。

背面の様子。

DASパーカを買うならどこで?

現行モデルであれば、公式がいちばん確実。

迷ったら 現行DASのレビュー からどうぞ。

DASパーカ(品番85350)

仕様の細部確認 → patagonia公式サイト

ハイロフト・ナノパフ(品番85395)

個人的に、2025AWから新たにリリースされた「ハイロフトナノパフ」がDASパーカっぽくて良い感じ。

公式の説明にも 「長く使えるようにデザインされた…」 とあるので、第二のヴィンテージDASパーカになれるかどうか…といった感想です。

【patagonia】メンズ・ハイロフト・ナノ・パフ・フーディ
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仕様の細部確認 → patagonia公式サイト

まとめ

DASパーカ 評価セクション用
項目評価コメント
保温性★★★★★10℃以下で本領発揮。首まで閉めると体感が一段落ち着く。
防風性★★★★☆日常の風なら十分。長い雨や暴風は上から薄いシェルで。
透湿性★★☆☆☆動くとこもる。停滞や待ち時間向けの設計。
軽さ★★★★☆厚手としては軽快。持ち歩きより“着て出る”想定。
おしゃれさ★★★★★もっさりしにくいバランス。黒・グレー合わせが鉄板。
95/100

Patagoniaで唯一ビンテージと言っても過言ではない人気アウター。ゆったりしたシルエットと、 この時代にしかない素材、カラーリングが唯一無二の存在感を出しています。

ビレイ用ジャケットのDASパーカは動かない時間に暖かく、かつ軽量に作られています。街で着る際にも便利なので、歴代のpatagonia製品の中で一番人気のジャケットです。

ダウンではなく化繊なので、ケアが楽で長年使えるのも魅力ですね。

カラーによってはかなり高額で取引されているので、パタゴニア製品の中で唯一のビンテージといっても過言ではありません。

最新の機能を使った現行モデルのレビューもありますのでぜひご覧ください。